バリトンの気持ち

バリトンサックスっていいですよね~。

ブリブリ吹くと迫力ありカッコイイ!優しく渋くハスキーな音色で吹いてもよい、少し憧れの楽器ではありました。でも・・・持ち運びがね~・・・重くて・・あと、何を買うにしてもお値段高い!!ここがネックで今まで工房以外では吹く機会がありませんでした。

私・・下手ながら唯一アマチュア・ジャズサックスアンサンブルバンドなんぞに所属活動しております。(セッションはたま~に)んで、そのバンドで11月にイベントを行うのですがバリトンに欠員でまして「この機会に是非やらして~」と今回バリトンで参加する事に!(バリトン人前初めてです~)

まぁ~・・甘く考えてたのですよw楽譜をさらう前までは・・・。

楽譜を頂いたときは本職テナーより音玉少なく「簡単じゃん!」とか思ってたのですよ。でもね・・・「何この低音部の嵐w」ってな感じでテナーでは殆ど書かれてないLowB・B♭・Aのオンパレードwおいおい・・たしかにバリトンにLowAという機能あるけれどそんなに多用する必要ないだろ?とかブツブツ言いながら練習。極め付けは↓の楽譜・・・。

アホか!って感じ・・オクターブ上げるかの?

いあいあ・・ただの半音上がりですよ。ほんと他愛もない・・ホイホイって感じなんでしょうね・・・本職の人は!でもね・・テナーより転向したての私には難しい!「小指がそんなに早く動くかい!」ってな感じです(もちろんテナーでもちゃんと練習されている方は出来るでしょうw私はテーブルキーなんざロングトーン錬ぐらいしか使わんw)

只今猛特訓中・・(写真に「オクターブ上げるか?」って書いてるが最後の手段で・・まぁこんなの吹かなくてもいいやw<—適当w)

バリトンと手が小さい人の気持ちが少しわかったよ~・・・。

んで・・・テーブルキーを少し上に移動(5mm~1cmぐらい?)

少し段差あり汚いが急ぎなんで・・とりあえず

これで少しテーブルキー操作改善。バネ関係も影響の無い範囲でギリギリ軽く。LowAレバーに触るクセあるので良いか悪いか?わからんがレバーにアソビ作る。

これね。

低音の出音を少しでも改善したいので色々試案ちゅ。(当然リーク調整はバッチリですね。試案しているのはパームキー辺りのバネ強さとか・・上のキーがしっかりしてないと低音は出ないのさパーム柔いと振動逃げるのよね。)あとサムフック部分の移動とか・・・(LowCも右手小指つりそうになるのよねwってか「つっているw」)

Jマイケル・バリ

そんなこんなで・・以前ブログに書いたJマイケルバリトン君はイベント終わる頃にはブラスワークスペシャルでしょうねww

B&S Medusa

B&S Medusa

こんなん入りました!

これもね~憧れの機種で今は無き(今もあるけどw)B&Sの渾身の作Medusa(メデューサ)。B&Sはドイツのメーカーで自身のブランドの他OEM製造もしておりました。有名なところではDAVE GURDERAブランドですね~。日本のカワイ楽器もB&Sの楽器をKawaiブランドにして売ってました。今はサックス部門はカイルベルズに吸収されたでしょうか?金管部門はB&Sブランドでまだ売ってます。

ガーデラサックスも未だに愛好者多いです。当工房のシンボルもガーデラのNYモデル。多分・・メデューサはそれとそんなに変わらない。

B&S 振止め&強制リフトアップ

ガーデラNY振止め

メデューサの方が新しい?のでG#の強制リフトアップついてますね。カイルと同じ機構でカイルベルズはSX(今はSX-R)で見られます。

彫刻は神話のメデューサをモチーフにしたもの。

メデューサ彫刻

すごい期待したけど・・・実物はベル全体に彫刻入ってないので期待外れかな?でも・・美しい・・。

ネック

こんなところにもメデューサがwでも・・これ間抜けな顔してますね(笑

持った感じはガッシリ重厚な感じ。B&Sのブラックニッケルシリーズが無ければ今のカイルベルズシャドウも無かったでしょう。多分・・これも吹き手選ぶね。

タンポカビ・・・

入荷したのは長い間押し入れ放置でしょうか?タンポにカビがぁ~・・・!売り物にならないのでタンポは全交換ですね。あとはほぼ状態宜しい。整備して憧れのメデューサさん売る気無い値段になるかも?(笑。日本だとメデューサ評価されてないのでしょうか?安いですね~、渾身の作ですよ!でもセルマーの方が軽く鳴るしね。

売るならキャンディダルファー系の女子に売りたいなぁ~。

聞いた者を石にする怖い女子に。

最初はショボイ演奏で聞いた者が「どう反応して良いか解らず石になる」でも

OKですw

KING SAXCELLO

ローランドカーク好きなら誰もが欲しいと思うでしょう。

KING SAXCELLO 背景は汚いので自主規制

なんかベルがこっち向いているソプラノSAXっぽいやつ。

ローランドカーク大好きな私も「いつかはサクセロ!」と思っておりました。最初の出会いは札幌のSAX教室「サックスセラピー」の佐藤先生所有楽器。憧れのサクセロを試奏させて頂き感無量・・音色なんかいいのやら悪いのやら(もちろん佐藤先生が吹いたら素敵ですよw)とにかく憧れのサクセロ吹けただけで満足。

んで、欲しいなぁ~・・と思って色々探していたのですがこの楽器お高いのです。セルマⅥソプラノも割と良い値段しますがこいつも同等から以上します。そんなんで買えずにいたのですが・・ついに!わが家へやってくる事に!


しかしね~・・銀物は手入れされてないと真黒よwピボットスクリューが固着してないかドキドキ、慎重にネジ緩めキー外す。銀物は本体・キー共に洗浄液に浸けw本体磨き後トーンホール調整・針バネ交換(90%)・・磨き後は綺麗な御姿しておりました。ベルの凹みもない状態。インナーベルの金メッキが少し薄くなってきているのはしょうがないかなぁ~。真っ黒でボロボロに見えたけど・・状態良かったです。

ここまでくると後はサクサク軟物取り付け・調整しながらキーを組み上げるだけなんだが・・この子普通のSAXとキー配置など違います~・・。

2連Gキー・G#キーは?

G#ここにありました

2連Low C

etc・・・まぁそんなんで怯まないですよ(手間取ったがw)

あとは・・キーローラーが機能すれば・・

LOW C・E♭のキーローラーは最初固着してたがなんとか復旧!この調子でテーブルキーも!と思ってたらLOW C#がぁぁぁ~・・・。

壊れたローラと交換部品

だってね・・ネジ山から駄目だったんでローラー壊すしかなかったんですよ・・・。丁度よい芯金見つけて予備ローラーをカットしネジ山作ってハイ御終い。

復旧後。芯金少し長いなぁ~・・愛嬌w

テーブルキーは全滅でした・・でも復旧。正常動作しております。お客様で「ビンテージ楽器の部品」を気にする方おりますがこんな感じで我々作ってしまいます。ある程度似た部品は備蓄してますしね。(コーンの白ローラーとか・・こりゃ高いですぜ壊さない方がよい。)

箱に収まりました。

今回は現在の箱を改造してサクセロを収めるようにしました。(今度箱作成しようかなぁ~・・なんか作れるかも?)


そんなこんなでサクセロ君無事仕上がり試奏。

元々マーチング用で作られていたので音が大きいような?ベルが正面向いているので音飛びがいいんだね~。音程もほぼ良いね。(音程の事はとやかく言わない!自分で作るのだよw・・「ほぼ」と言うのは音程取るのに苦にならないという事)いつまでも吹いていたかったです・・・。

でも・・・その夜に貰われて行きました・・・。

残ったのは写真のみ・・。

また逢う日が来るのでしょうか?・・・

その時までさようなら~・・・・(泣

Jマイケル・バリトン(中国製)

なんか・・中国ネタ多い気がするけど中国製はネタ満載なのでしょうがないw

今回はJマイケル・バリトン君。

実は扱うのは2台目。1台目もネタ沢山あり苦労しましたが今回はどうだろ?思いながらバラしましたが・・やはりありましたw

こんなの見たの初めてだなぁ~w以下写真のキーガタ。・・というか・・ポスト取付位置が酷いのだな。

オクターブ部分なのですが何かの拍子でオクターブ音溝塞がらない不具合でるでしょう。直しは下の写真のようにポストを移動して直すのが一番良いだろうなぁ~・・

キーガタを確認しながらバラしているのですが少しぐらいのガタではもう驚きませんよw(いやはや・・沢山ありましたね~w)

次に酷かった部分は・・・

これ・・・わかりますか?図のように陥没しているのです。陥没して近くのトーンホールも歪みまくり。トーンホールも楕円形w・・・ちなみに・・ユーザーが何かの拍子に凹ませたとは思えない、多分購入時からですね。

んで修正しました。

トーンホールの歪みはなにも中国製に限った事ではなくセルマⅥなんかも偶にありますよ。でもね・・中国製は殆どなんですwしかも!一見見た目で解る酷さw

今回は2見ぐらいの酷さですかね?(上の凹み関係は論外w)

わかるでしょうか?見た目解らないのは下の写真。

んで・・中国製はバラしたら必ずトーンホール削ります。(中国以外は汚れ取りぐらい)これをやらないと後でパット合わせる時に苦労して泣きます。下の写真のようにトーンホールを赤く塗り少し削って歪みを見ます。歪みが無ければ少し削ったら赤が消えますが歪んでいると凹んでいる部分が赤く残ります。

Aキー

Gキー

どこかな?G#?

Dキー

いあ・・普通々w。こんなの慣れてますよww・・・・。

でもね・・新品状態で試奏して買うと普通に吹けます。少しのキーガタは偶にキーがずれてミストーン出るでしょうか?(上のはずれたら酷い音になるけどねw)トーンホールの歪みはパットを無理やりトーンホールに合わせて塞いでますので問題なしw

問題出るのは数年気づかずに使って調整する時。

パット合わせられない・・というか無理やりはいかんでしょwんじゃ・・上のようにトーンホールから調整しましょか?という事になる。少しの調整がオーバーホールレベルの事をしなくてはならない・・・。金額が掛かるか?リペアそのものを受けないか?当店は割増という事にしております。

直したら良い楽器になりますよ~。基本的なトーンホールの位置・大きさ・ポスト・部品はホボ定番でしょう。いくら中国製でも基本設計から酷いのは御座いませんw問題なのは作り方が雑なんです。一般の方は直す事ができないので楽器安くても修理代でえらいお金がかかるでしょう。だったら台湾製の出来が良いやつを買うべきです!

「音がいいから買いました・・」いいかも?しれない・・でも・・不完全品です。

近年中国製は良くなっております。

丁寧に作るメーカーもございます。

でも・・今の時点では一般の方々は中国製を買わない方が良いと思います。(リサイクル店で買うのは論外w)↓(その件でネタありましたw)


お客様から聞いた話。お客様はサックスに興味を持たれてサックスを買おうか?迷ってました。ある時リサイクル店に行ったら某メーカーのサックスが置いてあり「試奏させて下さい」と言いました。すると店員・・・・。

「本体の上に付いている部分が無いので試奏出来ません」

ですとw

渋ると・・リサイクル店店員強気でそれでも「売れちゃいますよ?」ですとw

お客様にメーカー聞くと楽器店中古相場と同じぐらいの価格だったらしい。

「ネックが付いていないのは吹けません!楽器(サックス)でないです!」

ネック付いてなくて相場の半額なら解るけどね~・・笑っちゃいましたw

偶に良いのありますが・・その後のリペア料金考えてリサイクル店で買われたら良いと思います。

これは学割特別ねw

最近ジャズにご不満な店主です。

なんかジャズを感じないのですよ・・・不感症かな~・・?フリでもいいから「熱い演奏しているんだぜ!」みたいなところが欲しいです。静かでも熱い演奏ってあるんだよなぁ~・・演奏者で汗かいているのドラムだけだしねw

あ~・・音楽的にはプロはもちろん良いですよ素晴らしいです。でも・・クラッシックやポップスみたい~(と書いたらそのジャンルの人に怒られますね)JAZZってただの名前だけどなんか僕にとっては特別だったんだけどね~。(例:おたく何の音楽好きですか?—>僕:「JAZZが好きです!」ってね)今はJAZZ嫌いなんじゃないか?と思えるw

というわけで最近はジャズ聞かずにYOUTUBEで「NPR Music Tiny Desk Concert」を聞いております。


FACEBOOKで書いた「間違って総バラし」のその後。

まぁ学割です。熱い演奏「僕(このサックスは女性が持ち主なので「私」)って最高!・僕(私)ってシブイわ~と入れ込めるような演奏」して貰えるように楽器を良くしておきましょう。

バラして良かったです。

〇芯金のオイル切れかけ 〇タンポ汚れ 〇トーンホール歪み etc見受けられました。

タンポは

(清掃前)(清掃後)

みたいな感じで汚れ落とし。

トーンホールの汚れと歪みは

(処置前)

(処置後)

トーンホールの汚れぐらいは割とよくある事で汚れを取ってお終いの時もありますが今回はトーンホール怪しいので全部平らに削りました。特にLowCは酷かった・・これ底部分凹みなどがありその時歪んだのかな?

上の赤線部分を持ち上げてそのうえで削り処理してます。

削ったままにしていたらそのうち錆てくるのでうちではある塗料(普通の塗料でないです)を塗って処理します。(多分・・うちだけだろうなぁ~)この塗料便利で結構多様しますね~すごい便利です。(熱に強くて早乾燥)

うちはほぼサックス専門みたいな感じなので安くてもやる仕事ですね~慣れてますので。やはり専門の方にお願いするのが良いかも?です~。(大きな楽器店はその点いろんなリペアマンがいて頼もしいですよね)

っと最初にグチ書きましたがライブに行って一番煩い事言うのは「ピアノ」です。サックスは自分も演奏するので事情がわかるのですが他の楽器は事情わからないので自分の趣味に合わないと辛口なんですw(あくまで自分の趣味に合わないだけで皆素敵なピアノなんですけどね~w)