バリトンその3

11月イベントにバリトンで出ることになり四苦八苦しておりました。

しかし・・なんとかバリトンにも慣れてきて低音部分もなんとかなりそうな気がしたところお客様の注文ヤマハYBS62が入荷しました。

中古の程度を見るのとJマイケルバリトンを比べるのにYBS62を試奏。

・・・・・全然鳴りが違うよ~!!

まずね・・音の音量から違う!YBS62は普通に吹いて厚い音が出てくる、対するJマイケルは薄っぺらい音がでる・・・。

右手部分に伝わる振動から違う!

悔しいーーーーーーーーーーーー!!!!!

・・という事で只今再調整見直し中。

見直しちゅ

右手部分はタンポ変えた。多分いずれ左手部分も・・。

JマイケルバリトンにYBS62のネックを付けると少し音が落ち着く。

材質の違いはどうにもならないが・・もう少しなんとかしてみたいです。んで、この楽器で立派に御役目果たすのだ!

(YBS62の方がわずかに管細いかも?・・ネック周り部分)

バリトンの気持ち

バリトンサックスっていいですよね~。

ブリブリ吹くと迫力ありカッコイイ!優しく渋くハスキーな音色で吹いてもよい、少し憧れの楽器ではありました。でも・・・持ち運びがね~・・・重くて・・あと、何を買うにしてもお値段高い!!ここがネックで今まで工房以外では吹く機会がありませんでした。

私・・下手ながら唯一アマチュア・ジャズサックスアンサンブルバンドなんぞに所属活動しております。(セッションはたま~に)んで、そのバンドで11月にイベントを行うのですがバリトンに欠員でまして「この機会に是非やらして~」と今回バリトンで参加する事に!(バリトン人前初めてです~)

まぁ~・・甘く考えてたのですよw楽譜をさらう前までは・・・。

楽譜を頂いたときは本職テナーより音玉少なく「簡単じゃん!」とか思ってたのですよ。でもね・・・「何この低音部の嵐w」ってな感じでテナーでは殆ど書かれてないLowB・B♭・Aのオンパレードwおいおい・・たしかにバリトンにLowAという機能あるけれどそんなに多用する必要ないだろ?とかブツブツ言いながら練習。極め付けは↓の楽譜・・・。

アホか!って感じ・・オクターブ上げるかの?

いあいあ・・ただの半音上がりですよ。ほんと他愛もない・・ホイホイって感じなんでしょうね・・・本職の人は!でもね・・テナーより転向したての私には難しい!「小指がそんなに早く動くかい!」ってな感じです(もちろんテナーでもちゃんと練習されている方は出来るでしょうw私はテーブルキーなんざロングトーン錬ぐらいしか使わんw)

只今猛特訓中・・(写真に「オクターブ上げるか?」って書いてるが最後の手段で・・まぁこんなの吹かなくてもいいやw<—適当w)

バリトンと手が小さい人の気持ちが少しわかったよ~・・・。

んで・・・テーブルキーを少し上に移動(5mm~1cmぐらい?)

少し段差あり汚いが急ぎなんで・・とりあえず

これで少しテーブルキー操作改善。バネ関係も影響の無い範囲でギリギリ軽く。LowAレバーに触るクセあるので良いか悪いか?わからんがレバーにアソビ作る。

これね。

低音の出音を少しでも改善したいので色々試案ちゅ。(当然リーク調整はバッチリですね。試案しているのはパームキー辺りのバネ強さとか・・上のキーがしっかりしてないと低音は出ないのさパーム柔いと振動逃げるのよね。)あとサムフック部分の移動とか・・・(LowCも右手小指つりそうになるのよねwってか「つっているw」)

Jマイケル・バリ

そんなこんなで・・以前ブログに書いたJマイケルバリトン君はイベント終わる頃にはブラスワークスペシャルでしょうねww

KING SAXCELLO

ローランドカーク好きなら誰もが欲しいと思うでしょう。

KING SAXCELLO 背景は汚いので自主規制

なんかベルがこっち向いているソプラノSAXっぽいやつ。

ローランドカーク大好きな私も「いつかはサクセロ!」と思っておりました。最初の出会いは札幌のSAX教室「サックスセラピー」の佐藤先生所有楽器。憧れのサクセロを試奏させて頂き感無量・・音色なんかいいのやら悪いのやら(もちろん佐藤先生が吹いたら素敵ですよw)とにかく憧れのサクセロ吹けただけで満足。

んで、欲しいなぁ~・・と思って色々探していたのですがこの楽器お高いのです。セルマⅥソプラノも割と良い値段しますがこいつも同等から以上します。そんなんで買えずにいたのですが・・ついに!わが家へやってくる事に!


しかしね~・・銀物は手入れされてないと真黒よwピボットスクリューが固着してないかドキドキ、慎重にネジ緩めキー外す。銀物は本体・キー共に洗浄液に浸けw本体磨き後トーンホール調整・針バネ交換(90%)・・磨き後は綺麗な御姿しておりました。ベルの凹みもない状態。インナーベルの金メッキが少し薄くなってきているのはしょうがないかなぁ~。真っ黒でボロボロに見えたけど・・状態良かったです。

ここまでくると後はサクサク軟物取り付け・調整しながらキーを組み上げるだけなんだが・・この子普通のSAXとキー配置など違います~・・。

2連Gキー・G#キーは?

G#ここにありました

2連Low C

etc・・・まぁそんなんで怯まないですよ(手間取ったがw)

あとは・・キーローラーが機能すれば・・

LOW C・E♭のキーローラーは最初固着してたがなんとか復旧!この調子でテーブルキーも!と思ってたらLOW C#がぁぁぁ~・・・。

壊れたローラと交換部品

だってね・・ネジ山から駄目だったんでローラー壊すしかなかったんですよ・・・。丁度よい芯金見つけて予備ローラーをカットしネジ山作ってハイ御終い。

復旧後。芯金少し長いなぁ~・・愛嬌w

テーブルキーは全滅でした・・でも復旧。正常動作しております。お客様で「ビンテージ楽器の部品」を気にする方おりますがこんな感じで我々作ってしまいます。ある程度似た部品は備蓄してますしね。(コーンの白ローラーとか・・こりゃ高いですぜ壊さない方がよい。)

箱に収まりました。

今回は現在の箱を改造してサクセロを収めるようにしました。(今度箱作成しようかなぁ~・・なんか作れるかも?)


そんなこんなでサクセロ君無事仕上がり試奏。

元々マーチング用で作られていたので音が大きいような?ベルが正面向いているので音飛びがいいんだね~。音程もほぼ良いね。(音程の事はとやかく言わない!自分で作るのだよw・・「ほぼ」と言うのは音程取るのに苦にならないという事)いつまでも吹いていたかったです・・・。

でも・・・その夜に貰われて行きました・・・。

残ったのは写真のみ・・。

また逢う日が来るのでしょうか?・・・

その時までさようなら~・・・・(泣

今日も一人コツコツと・・

今日も一人コツコツサックスのタンポを洗っております。

うちの工房は1万円も出してもらったら全分解して調整します。

5000円とか7000円言う時は半分解です。

(タンポ合わせるのに邪魔なキーを取り払って作業)

んで・・

工房で点検して10分以内で合わせられそうなら1000円とか言います。

話戻って全分解の事。何をやるかというと・・

① 全バラシ ② 管体洗浄 ③ トーンホール調整 ④ タンポ洗浄

⑤ ダメな軟物交換 ⑥ タンポ合わせながら組み立て

簡単に書くとこんな感じ。

③のトーンホール調整って中国製とかの場合歪んでいる場合あります。そういう時は削って平らにします。④ タンポ洗浄で落ちないこびりつきやら「もうタンポ破れているじゃない!」などタンポもう駄目だよね?ていう時は交換しちゃいます。(もちろん最終手段ですよ)

etc・・など、よく言われるのは・・「オーバーホールですか?」と言われます。僕的にはオーバーホールで無いのです・・あくまで分解調整。というのは・・タンポをただ合わせるだけじゃ駄目でしょ。結局後から問題あったらお客様に迷惑かかるし・・んじゃ・・分解してダメなところ洗いざらしリストにして見積書書いて金額上乗せ。これ・・面倒でしょ時間かかるしwそんな時間あったらダメな物交換した方が早い。

もちろん最初に預かって見たところ「許容範囲超えてます」って場合はタンポ全交換勧めてます。

今調整しているアメセル7テナー君はわりと状態よいです、タンポ一見して汚かったのですが意外と素直に汚れが取れてくれる。でも・・パームキー部分は取り替えですね~(これはお客様と打ち合わせで取替える事に・・サービスw)今から「どんな鳴りするのか?」楽しみです。

現在は・・「安いよな~」とか思いながら「まぁいいや」でやってますw。私の個人的な生活変化で工賃は変動します。全タンポ交換オーバーホールなので7万円とか10万円です!とか言う日は来るのか?・・・来ないだろうなぁ~w

ちなみに・・月一ライブハウスD-BOPで行われる「奥野義典サックスワークショップ」で無料点検しております。点検して上記のように10分ぐらいで出来ちゃうタンポ合わせも無料です。お得だと思いますので是非ご参加下さいお待ちいたしております。

↑写真は1月のチラシ。今月3月は23日(木)です~。

きたよOMEGA164

きました!OMEGA164!

しかし・・・自分の楽器と見比べると・・・

あれ?彫刻が違うのではないか?と見比べる。

左が今回入荷したOMEGA164ですU字管まで彫刻が入っております。

SELMERロゴが入っている部分を囲うように彫刻が入っているのですがいわゆるオメガの彫刻よりⅥに近い感じです。

↓今回入荷オメガ

↓僕使用オメガ

こっちがいわゆるオメガ彫刻

S/Nは8243**で164のシリアルだが後期はTS-100というミドルクラス機と混在してたと

言われているのでTS-100でしょうか?うむ~・・・。

底の部分はブッシャートップハットケーンと同じタイプ。

まぁこれだけでいいよ。このアンダーガード部分はブッシャー技術者のコダワリなのでね。あとTS-100は造りが雑なだけで基本164と同じみたいだし。(実際色々並べてキーの配置・構造など調べたが自分のと同じ)

丁度自分の楽器のタンポを普通品から高級品に替えようと思いタンポを取り寄せてあるのでそのタンポを今回入ってきたのに入れようかな?自分のはブースターを少し重みのあるサードパーティ品にしようと思ったついでのタンポ交換であり別に不満は無いしね~。

どんな音がするのだろう?僕のやつと同じ感じだろうか?まぁⅥには正直敵わないが・・十分満足できる楽器に仕上がればいいなぁ~(笑