リペアマンの仕事

CONN10Mのキーを磨いている画像

 

CONN10Mのレストア作業に入っております。

上の写真は磨き前(右)・磨き後(左)のキーです。

僕の場合調整うんぬんより磨き・洗浄に時間かけている感じかも?だってねぇ~・・・前にも書いたけどパットだって磨くんだぜ。(皆がパッドを全交換して頂ければこの手間ないのですがw)

僕もサックス吹きの端くれとして年に2回はリペア調整に出しておりました。・・・が・・・汚れていたSAXが綺麗になって戻ってきた覚えはないなぁ~・・。(出す前に少しは磨いてはいるのですが・・それ以上にはね)

でも、いつも期待はしていたのですよピカピカになって戻ってくるのを。

自分がいつもがっかりしていたものだから・・ついつい・・自分が調整した物は少しでも綺麗にして喜んでもらえればなぁ~と思い磨き・清掃は時間をかけて必ずやります。

レストアは自分の作品なので気に喰わないサビ落とし・キーの深い傷削り・その他曲がり修正を自分本位でやっちゃいます。

お預かりした調整リペア物はサビ落としや荒い削りは行いません。その人にとってそれが味わいで好きなのかも(?)しれないので。

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CONN10M本体は清掃済み。キーを全部外され横で取り付けられるのを待っております。

「寒いです~!!早く取り付けてください!!」

と言っているかいないか?夏だからよいでしょw

ebayでこんなん売ってました。

$(KGrHqR,!ooFG5hyM+jOBRyeEpYRfw~~60_1

 

Buescher400ですね~。

どうなんでしょう?賛否両論でしょうね。

一般的にラッカーはオリジナルが良いとされております。ビンテージ品の味わいはなんといっても「音」、金属の経年変化・ラッカーのハゲ具合等々がビンテージの枯れた味わいの要因でしょう(?)ならばリラッカーなんぞもってのほか!風合いを駄目にする。・・・といった考え方が多いです。

しかしですね・・・明らかにタダのボロ、こりゃゴミですよ。というのもあります。僕が仕上げた「King zephyr」なんかまさにそんな感じでした。

とにかく許せなかったのがキーアームが深いキズだらけ(曲がり調整でペンチを直接アームに当ててたんでしょうね)ある程度綺麗にする為削りましたw・・・管体は流石に手を加えたくなくそのままです。そんなこんなで・・・・ゴミ・ボロボロがなんとか楽器に見えるようになったでしょうか?

でもですね~・・・本当は管体もラッカーかけ直したかった・・・。

商品としてスタンバイしているTHE MARTIN君はビンテージとしては綺麗です、彫刻もはっきりしております。でも・・・リラッカーだと思われる(またはサビ落とした所だけラッカー処理)オリジナルと断言出来ないので市場価格よりは安く売るのですが・・・綺麗なんだよなぁ~・・

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色々迷いながらレストアしております。

何処まで修正するか?は本人のセンスなのでしょう・・・。

もうね・・いっその事写真のBuescher400のように自分の作品として仕上げたい気持ちがありますw。その時は「Buescher400を元にした工房オリジナル!」という感じで売るのでしょうね~w

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先に書いた「本人のセンス」・・・楽器としての「オリジナル音色」を損なわぬよう「オリジナルを元」にどこまで手を加え味わいのある美しい作品にするか?この辺も今後の課題になっております。

プロの持ち物。

前々回の書込みで台湾SAXの事書きました。

アマチュアがセッションで遊ぶ。アマチュアのテナー本職な方がアルト持ち替え用・・etcなら十分通用する楽器です。

・・・が・・・悲しいかな・・鳴りが軽いのですよ・・・プロには・・・。

と、僕は思う!・・と・・・そういう経験しました。

ある時セッションの場に行った時アルト本職のプロの方がやってきました。が、その時メイン愛器をリペアに出してた(?)なのかジュ○ターを持って現れました。

僕としてはタダでプロの音聞ける~!とワクワクしてたのですよ・・・しかし・・・その音は・・・ペラペラ・・・かる~~~~~~~い音。

なんじゃこりゃ~・・・・ですよ。楽器による違いを認識した時でした。

プロたる物「遊びでも本気でやらんと客失いますぜ~」という例でしたね。プロはサブ器も当然必要でしょう。しかし、手抜いちゃいかんです商売道具にはね。

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だから以前書いた「62をプロ器」とするのはひじょうに気になる。62はせいぜいハイアマチュアの持ち替え用ですよw

と書いてことわっておきますが・・62も調整した事あります。管体自体は悪くない試吹したら人気があるのが判る気もします。しかも・・ネックをGシリーズにしたら別物になるという話。でも・・所詮62は・・・でしたねw(特に僕が調整したのは62Ⅱ・・大嫌いなブツ切り針バネw)

あわわわ・・

まずは写真を1枚

DSC_1945

 

「ブリルハート・トナリン グレートネック 5 テナー」です。

通常4万~6万円ぐらいで売られているでしょうか?グレートネックではありませんがもう1本持っており試吹してみると「温かみがありかつ切れる」感じがあり味わい深いマウスピースでした。人気があるのがわかります。このグレートネックは先に入れたマウスピースが良かったので「もう1本!」と思い物色しておりましたら更に希少なグレートネック製を見つけ購入しました。

んで・・・到着後見てみると・・・・・・・。

・・・・・・・・

・・・・・

えぇ~!!チャンバーからバッフルにかけて削られている~!!!!(涙・・・・写真矢印

なんでこんな事するのかなぁ~・・そんな事せんでも良いマウスピースですよ~。多分、昔今ほど価値が無かった時代に削ったんだろうなぁ~・・・。勘弁して欲しい・・気がつかなかった僕が悪いのだけど(泣く

かなり荒い削り方してます。ワザとだろうか?雑な感じの音を出すのにそういう削りをするという話を聞いた事があったような無かったような?最初はショックだったけど今は「どんな音がするのだろう?」と早く試吹してみたいですw。

良くても通常の値段は付けられませんね~・・・・(泣く。

29000円ぐらいかなぁ~・・

まいったなぁ~・・

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2013年6月28日・追記・・・試吹しました!良いです

食後は口をゆすいでからSAX吹きましょうw

または「食事しながらのSAX演奏は止めましょうw」

昨日から頼まれ物のA・SAX調整をしております。(台湾製低価格モデル)

キーを外してタンポ見てみると・・・・・

異物がこびりついておりましたーーー!!

タンポは新品に交換しないとの事なので・・・せっせとこびり付いた異物を取り除く作業を・・・。

そりゃね・・僕もたま~にありますよ。でも、ごくタマに{酔っ払ってわけわかんなくなっている時とかw)でも口はゆすぐなぁ~・・多分ゆすいでいるなぁ~・・。食意地悪いけど目の前に食べ物あっても演奏控えているときは食べない!(ほとんど95%ぐらい)

ちなみに炭酸飲料もなるべく控えます。これは吹奏経験者じゃないとやらないのかなぁ~。以前ビックバンドにいたとき演奏控えていた昼食を皆食べていたなぁ~・・僕は食べない。

出来るだけ食べない・・または、口をゆすぎましょうね~タンポに食べカスがこびり付きます。(写真撮ったけどおぞましいので掲載見送りましたw)

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「THE MARTIN Vs 台湾サックス」

んで・・大まかな調整終了し試吹してみました。

偶々販売用マーチンの調整がほぼ終わった状態であったので比べてみました。

台湾サックスも悪くないですよ?ストレスなく鳴る。やはり最初はこれでいいなぁ。逆にマーチンは抵抗感がある感じ。でも、音の太さ味わい深さは流石ですね。マーチンならマッピ変えてアートペッパーを目指してみよう!と思えるけど台湾サックスではイメージ湧かないなぁ。

でも、バリバリ系の音楽なら台湾サックスの方がイメージ湧く。

この辺りは好みですね~。軽い(細い)音色が悪いとは言わない(比べてね・・普通にアルトの音色は出ているよ)

きっとタンポ全交換したらもっと良いだろうなぁ~(多分音のキレが違ってくると思う)せめて・・Highキー辺りだけでもタンポ交換すればかなり違う(これ以前体感しました。ぜんぜん違います)

台湾製サックス・初心者向けサツクスもあなどれません。

今、自分的に許せないのはキーがガタついているSAX(調整で直る)・針バネがぶつ切りなSAX(これは部品交換で金かかる・・これも違い体感しました。ブツ切りは良くない!)・あまり無いけどトーンホール歪んでるSAX(論外)。それ以外は演奏腕前と趣味趣向で一概には悪い楽器とはいえませんね~。

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追記:6月22日

タンポ全交換する事になりました。良いですよこのSAX!たしかにね~・・レベル上がっていつまでもこの楽器持っているわけにはいかない・・。やはり上級楽器の鳴りにはかなわない部分あるのです・・・が・・・十分使える楽器です!。