Buescher BIG B テナー

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また中途半端な写真をw・・裸同然の寒そうなBIG B君です。

以前告知した時から大分日にちが経ちましたがその間「頼まれ物のバリトン」+「フルート」のリペアをやっておりました。(たまにフルートなんぞもやらないとね~w)

んで・・・BIG B君の古いタンポを外してみようと思ったら・・・・

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こんな状態になっておりました(タンポ外した後、右は新しいタンポ)。次の写真に写っておりますがカップ中央のメタルブースターらしき物は取り外しできます。・・・・が師匠に「どうすればよいだろうか?」相談したところ・・通常はこのブースターを台座ごと外してしまうそうです。

DSC00362_sん~・・・でも・・・もったいねぇ~・・・

ということで・・師匠の案却下w(偉くなったの~ww)。このブースターを生かす事にしました。

DSC00363_s新しいパットのブースター外し穴大きく。DSC00364_s・・・穴の周囲にラック塗って

DSC00365_s・・・出来上がり~。

さてさて・・・タンポ合うのかいな?と左手部分のタンポ合わせやった感想・・・・

とっても!合わせ辛いです!!(泣

タンポが部分々しか動かないんだよね~・・そりゃそうだわなw

まぁ・・なんとか合わせる事出来たし。一番上の写真状態で今日はキー固定してお終い。

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初めて見る仕様・・・Buescherはこんな仕様なのかね?

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普通はF・F#・E・Dキー(左手部分)が一まとめ芯金にぶら下がりますが・・・こいつはLowC#もぶらさがりますw(黄色まる部分)。初めて見たの~、面白いな~。しかしだね・・芯金長いという事は曲がるリスクも大きくなるのでいかがなものかと?・・あんまりよくないんじゃない?Buescherさんw

ビンテージやらをやっていると色んな仕様に出会えて楽しいです ^^)

今の楽器はほぼセルマー類似仕様なので飽きるだろうなぁ~・・・。

来週音が出る状態に出来るでしょう。どんな音するかなぁ~楽しみです ^^)

サンポール漬けと26M

その1:「アンラッカー腐食トランペットをサンポールに漬けてみた」の巻き。

実験用トランペットの状態

DSC00178_sこんなんです。

サンポールに漬す。(サンポールって知ってます?トイレ用洗浄剤です~)

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漬けて5分程で上記写真の様に変色・・その後30分漬してもあんまり変化ありませんでした。

DSC00182_s溶液から揚げるとこんな感じ。

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布で拭いてあげると「あらまぁ~綺麗」。TP一部ピカール君で磨いた部分も写ってます。比べるとピカールだと細かい凹み部分を磨き残しているのに対しサンポール漬けだとその部分も綺麗に。管の中も綺麗になるので一石二鳥かな?

ただ・・・ピカールは削りですしサンポールも酸漬けなのでどちらも管体厚は少し減るのかな?サンポールに漬けて腐食部分だけ反応してその部分(汚れ部分)のみ落ちるなら良いけどね~・・調べてみます。

とりあえず今回は「ずいぶん綺麗になるね~!」というのを確認しました ^^;)

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その2:「帰郷音楽仲間と会って。」

8月末帰郷してきました。

帰って音楽仲間のセッション会など参加してきたのですが3件楽器修理依頼ありました。

① 「トランペットのマウスピース抜けないよ~」

楽器店などに持ち込むとマウスピース抜き機があるので簡単に外れますが・・・そんなの持って歩いてないので「オイル挿して少しライターで温め抜く」という方法で試す。結果・・・抜けませんでしたwごめんよ~w

② 「フルートのキーが動かないよ~」

ふむふむ・・針バネが外れたのですね~・・探してありました外れている場所が・・が!針バネカケが無い!そんなの持って歩いてませんw。んで、指でかかりそうだったので指でなんとか掛かる。「ハイ、出来ました~」と渡すと・・・

「おぉぉ~、直った~!!(奇跡だ!・・とは言わなかったがそのぐらいの勢いで)」と尊敬の眼差し

・・・・・・・・いや・・・針バネ掛けただけですから・・・・ww・・・・・。

③ 「SAXのキー高変えて欲しい」

ふむ~・・・工具必要。いつもお世話になっている方なのでなんとか直したい!と思いホームセンターで道具そろえる。リークライトは作製出来ないのでリーク漏れなどの検査は出来ません。あくまでも「後ろのキー足コルク高変えるのみ」という事を伝えた上での作業。

ハリバネ掛け(長いハリ刺を加工)・ペンチ(挟む部分のギザを削る加工)・コルクはホームセンターの間に合わせ・作業マットは銀シート・・なんとか作業出来る工具揃えてカラオケボックスにて作業。テスト用調整コルクを予めサイズ違いでカットしておき、それを両面テープで止めて試吹きして頂きながら高さ決定。その後、本番高さを変えて魔法の処方wをして出来上がり。

作業終わった後試し吹き。そばで聞いていて「あっ・・音の芯が変わった」と思いました。喜んで頂き嬉しい!なんか自分の楽器直したように僕も嬉しかったよ~。

今度お会いしたときは全調整します。その時今回の間に合わせコルクをゴムコルクに変更致します。・・・・それと・・・・針バネ全交換したいなぁ~・・・ヤマハ62初期型はブツギリバネなのよね。これ変えたらワンランク上に62はなります!(管体響き良し・・前に書いたけど良い機種です。しかし・・・プロ機では無い・・)なんとかしたいなぁ~。

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思った事・・・・

楽器の故障って頻繁にあるんだぁ~・・!んで・・それは自分で出来ない事が多い。または・・・神聖化されているのでいじれない(自分で直してさらに壊したらどうしよう?と思う・・楽器業界の魔法にかかっている)

リペアマンって楽器のお医者さんと言われますがまさにその感じを実感した帰郷でした。プロであるという事は責任が付いてまわります。いいかげんな事は出来ない・・・とも思いました。今回お金は頂いておりません・・・が・・それは逃げでもある。代金をしっかり頂いた上で喜んで頂くプロになる!道はまだまだです。がんばります!

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その3:「CONN26M」

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おおよそ出来上がり。今回苦労したのはテーブルキー・・・・重い・・・。

あれやこれや色々いじくりまわし・・なんとか使える重さになったかなぁ~?もう少し追い込んでみよう。

26Mって・・・・現代楽器なみに音程良いです。チューナで計りながら試奏したら針がピタと動かない「えっ?!」と思いました。(少しはゆれますよw)。サックスって作音楽器だと思ってます。ゆえに「音程の振れはある程度あるもの」その音程は楽器のクセとしてある程度奏者が慣れる物だと思ってます。特にビンテージは音程酷いというイメージがあったので26Mは新鮮でした。

良い楽器です。