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ネガティブキャンペーンとかなんやら。

お客様からの手紙

以前調整した事がある 遠方の お客様より電話で調整依頼あり。どうも楽器が状態が悪いので色々直した方が良いと提案受けその言葉通り直したようです。しかし、直しから上がってきたら前より吹き辛いので当店にお声が掛かりました。

電話受けた後は「いつものネガティブキャンペーンか・・ネガティブキャンペーンするんならもっとしっかり調整してあげればいいのに」とかぐらいしか思ってなかった。でもね~・・・送られてきた楽器に付いてきた手紙を読んで(赤線)の部分に憤りを感じました。

自分がやった調整がクソなのを認めないでお客様の技量のせいにするリペアマン!どう思いますか?

送られてきた楽器を僕が試奏しても「吹き辛い」お客様が訴えていた低音の出が悪いです!じゃあなにか?僕の音出し方もクソなのか?毎日サックスと向き合って音が正しく出るか?などチェックしている僕の奏法も駄目なの?

そりゃねリペアマンといえども完璧に出来ないんですよ完璧になるよう日々研鑽するのですがミスはある。そのミスが少ないのがより良いリペアマンなのだろう。当店もミスはある・・しかしねお客様のせいにはしないよ!まずは自分の調整が間違っていると疑い再点検及び再調整する。何回でもする。その間試奏もする僕は正しく感じてもお客様とは吹き方が違うのでお客様に合った奏法で正しく音が出るよう努力する。いよいよ万策尽きたら「暫くこれで・・」と理解していただく。・・・この文見たら・・楽器も駄目で楽器買い換えを勧めている悪度さw(これ詐欺でしょw)

楽器業界たずさわって嫌な所は結構騙しが多いです。リペア系で良くある音程の問題。「サックスは作音楽器で音程は自分で作るもの、ゆえにその楽器に慣れて下さい。」または「この楽器はこういう特性があり音程が・・」これリペアマンの常套句。たしかに言わんとしている事は判るしその通り。でもね・・正しく調整したらそれなりに均一した音程は出るのよ。お客様が訴えているのは突出して合わない音があるのでは?お客様の声に耳を傾けないクソリペアマンに騙されないよう気をつけましょう。

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