最近思う事

なんていうか・・Selmer離れが起きていると思う。
僕の学生時代は選択種が無く「いつかはセルマー!」という思いがあったが最近では台湾製の良質な楽器が多数でております。そんな中で高価なセルマーを選ぶ必要があるのか?疑問に思います。

現代の音楽にはやはり現代の楽器が合っているような気がします。明るく響きより透明感がある美しい音。軽い息通りでよく鳴る楽器、その分運指に集中できる。近年のマウスピースの進歩と合わせてより「音を出す」という行為が簡単になっている。「音抜けが」「楽器を育てる」という行為が煩わしい。(この行為って僕的には自分の進歩なのでは?とも思うけど)

職業ミュージシャンは別として趣味でサックスを楽しむ方にタイプがあります。「演奏(音楽)を楽しむ」「音を楽しむ」「眺めて楽しむ(番外)」そのタイプの組み合わせ強さ割合で選ぶ楽器が変わるかも?

演奏(音楽)主体で仲間と音楽を楽しんでいる方はもうビンテージやらセルマーやらチョイスする必要ないかも?
でも・・50年代~もしくはもっと古い音楽と時代に憧れその風合いを求めているのでしたら台湾楽器は無いね。あの音はなかなか現代楽器では出ません・・・なぁ~んて言い切るのは楽器屋のオヤジだけかも?

投稿者:

brasswork

北海道札幌市にある管楽器修理工房です。