中国紀行　【長いよ】

2018年マーマデュークが来札した6月？7月・・マーマデューク代表である宮武さんより「10月・中国で行われる楽器の展示会にいきませんか？」と誘われる。

宮武さんいわく「フォレストーンなんかさ（リペア）マイスター渡辺篤史さんが同行して現地調整行っているのよ乙井君も現地調整して名前上げてくるといいよ」etc・・

僕：「え～でも・・マイスターなんかオコガマシイですし・・」

宮武さん：「んじゃ君はハムスターだ。そうハムスター乙井で行けばよい」

・・ということで私はハムスター乙井として中国展示会に参加する事に致しました。

9月、北海道胆振東部地震などありバタバタし時が過ぎる。中国の事は頭にあり「調整客来るのか？」など不安を抱えておりましたが・・出発一週間程前に宮武さんより「藤野美由紀さんが同行するから～」と聞き不安など吹き飛ぶｗとりあえず女子ファンク女王様とお知り合いになれるだけで中国行は価値がある。

「宮武さんナーーーイスー！！」

という事で出発数日前より気がかりな事が・・

工具を持っていくのだが・・ガス持てない・ＺＩＰＰＯオイル持てない・バーナー持てない・・等々。しかも・・工具をつめていくと重量オーバーになりそう・・・。

バーナー・ガスなどは宮武さんに頼み現地調達できる事に。問題は重量・・航空会社に電話すると僕のチケットは格安なので変更できない（重量上げれない）当日重量オーバーな時は１ｋｇ＝２０００円程追加料金・・・。

前日計ると10ｋｇオーバー・・・

何が重いかというと昔使っていたトラベルケースが重い・デカイ。ゆえに小さく軽いバックにすれば収まるのでは？２万円航空会社にくれてやるなら買ってしまえ！！と勢いもあり当日ヨドバシにて購入、購入後工房に戻り工具厳選など行い出発！

・・・・が・・・・

んな事やっていたら飛行機搭乗時間ギリギリ千歳空港到着、というか遅刻ｗなんとか頼みこんだら

「人間だけは搭乗ＯＫ、預け荷物は翌日届ける。それが嫌なら帰んなさい」

との優しいお言葉・・・・預け荷物よりギリギリ調整出来る工具部材だけカバンに詰め込み搭乗。やらかしてしまいました（泣く）

到着したのは夕方（18時程）この日は藤野さんと顔合わせ。藤野さんのライブ映像などみているとイケイケでキツイお方かな？と思いましたが会ってみると終日まで楽しく気さくでお方でホッとしました。やはり長年プレーヤーetcとして音楽業界携わり拘りやプロ意識高く学ぶところが多かったです。

なにより・・論よりブースにて演奏するごとにＣＤ・教本が売れていく。カラオケバックの路上流しみたいな場所なのに全力演奏で客を呼び魅了する。そういえばハセカン代表長谷川さんに「魂込めて調整せよ！」言われた事があった。一生懸命お客様の事を思い手を抜かずに作業していく姿勢が大事！工房５年目新たな気持ちに。

あちこちでＳＡＸデモ演奏が聞こえてきます。大抵、演歌かスムーズ。薄野全盛期、プレイヤーはキャバレーで演歌を演奏し遊びでジャズを楽しんだ。中国はそんな感じなのかなぁ～？警備のおじさんが「音小さくせよ」と煩い事言うのだが・・管楽器ブースはまだ可愛いのよドラムブースなんざ酷かったねｗ

あ～・・ちなみに藤野美由紀教本完売！ＣＤも当初売れない予定が結構売れたらしい・・マーマデューク持ち込み楽器も２本売れ最終日には奇跡のストラップ大人買いｗ素晴らしい！私も当初予想（自分的に）「調整なんか出す人いなーい」が２日目より忙しくなる。どうやら同業他ブースの人なんかが出して下さってたらしいｗ

真ん中”黄さん”お世話になりました！右・・台湾で有名なフルート奏者です、頂いたお守り大切にします！

会場は熱気一杯。

一般・バイヤー・その他・・

誰もが何かを期待して歩いている。こんな事もありました。

ドライバーが無いか？探しているとイタリアピゾーニ（タンポで有名なメーカー）ブースにありました。僕は中国語も英語も話せないので右往左往し弱気な声で「ちょっとお願い」的な事言っても誰も相手にしてくれませんでした。そこえ・・中国人オジサンが大きい力強い声で「ＨＯＷ　ＭＵＣＨ！！」言うと係が接客する。それを真似てみるとやっと接客してくれてドライバーＧＥＴ！

世の中ってそういう事ありますよね。強気な姿勢大事・気迫も大事・結果を出す意気込み。カラ周りカラカラもあるけど何かついてくるものがあるよ。営業職なんかやっている方だと当たり前な事ですが忘れていた事を思い出したようで・・・。

【ＡＦＴＥＲ　ＭＵＪＩＣ　ＣＨＩＮＡ】

朝早起きしたのでホテル周辺歩きました。