king Zephyr ALTO 「色々頑張ってるなぁ~」って工房始めたばかりの時に修理した楽器を見て思ったこと。とにかく色んな思いが詰まっている感じの楽器です。
プロ奏者様に売ったのですが本業テナーな為酷使はされてないのかな?2年ほど前に調整したのですが状態良いです。(そりゃ調整0ではないですがな)
KING ZEPHYR:シリアル24万台なので1940年ぐらいに製造された楽器です。今から79年前・・・。79年前でも楽器は状態が良ければ現役で使えます。ビンテージ品で気になるのはバネのヘタリなのですがそれもバネ交換すれば生き返ります。キーアクションはこの楽器ですとコンパクトな感じで整備されている楽器は現代楽器より良い場合もあります。ZEPHYRは名前の通り軽い感じの鳴りで野原なんかでリラックスして吹くのが似合うかなぁ~?まぁそんな感じw
当時の有名どころのメーカーでプロが使ってそうな楽器は殆ど修理されたら普通に使えます。知らないメーカーだと操作性を考えてなかったり元々の作りが甘かったりでキーアクションが酷いのもあります。台湾製の昔の楽器ってそんなのが多いです。現在の中華製楽器はまさにそんな感じw
話少しズレるけど・・・今日見せてもらった楽器は酷かったなぁ~・・・悲しくなった・・。リサイクル店で安いからって買ったのかな?音が出ないのは自分のせい?もしくはマウスピースのせい?とマウスピースを疑って来店されたのですが「間違いなく楽器のせい」です。
どうしてそんな楽器使っているんだろ?借りたのかな?なんでわからないんだろ?経済的事情だろうなぁ~でもなんで?結構吹ける人だけに色んな思いがあって悲しいです・・・
そんな楽器でも修理すれば使えるようになります。しかし、昔の台湾製廉価版サックスはそれなりにしか使えません(楽器としては機能しますよ)。【注1】
ROXY(ロキシー)はアンティグアの前の名前ですアンティグアと同じです。という人いますがそうでしょうか?楽器は日々改良されているのです。ジュピター(台湾老舗メーカー)だから大丈夫と昔のジュピター買う人いますか?現在の楽器とは全然違うと思いますよ・・・・。注意してください。
【注1】
ビンテージで有名なブッシャー(buescher )は要注意!安易に買わない方が賢明ビンテージ慣れしている人が買う物です。